葬儀の知識を身につけよう~現代メモリアル豆知識~

葬儀会場

最後の写真は遺影

香典

僧侶の読経が響く中、祭壇に置かれているのは白木の位牌。そして、遺影。遺影の中のあの人は、おだやかに微笑んでいます。遺影がフォトスタジオで撮影されるというパターンがあります。遺影は、亡くなった人の面影を、今この世に残しておこうということで作られる1枚の写真。そんな写真を作るために、特別な1枚を撮るために写真館やフォトスタジオへ行く人がいます。最新の写真技術で、遺影は「つくれる」時代に来ています。家族の方のお葬式を準備していて、いざ遺影に使える写真を探していても、良いのが見つからない、という場合があります。写真嫌いだったりとか、集合写真ではいつもカメラを持つ人だったとか。さまざまな理由があるでしょう。しかし今では、目鼻立ちの分かる写真が1枚でもあれば、その部分だけを切り抜いて拡大し、まるでその人が生前に準備したような見事さで、遺影が完成します。フォトスタジオで「終活」に励む人たちがいます。最近は、就活とか婚活、恋活など、いろんな「活動」が流行っています。就職したい、恋愛したい、結婚したい!誰もが、人生の節目をしっかりと掴みたいと思っているのです。そんな中、終わりの時を自分でプロデュースしようという人も現れています。いわゆる「就活」を行う人たちです。「エンディングノート」を書いたり、スタジオで写真を撮ったり、彼らは盛んに活動しています。遺影は、それが「写真」であれば、制約は特にありません。昔は、いかめしい顔をして質素な服を着た写真というのが、遺影という特別な写真の在り方でした。が、今ではその在り方に、ほとんど制約はなくなって来ています。顔の表情やポーズ、写真の色使い。その人の姿をその後も留める大切な写真ですから、「その人らしい自由さ」が求められているのです。